Q&A
ボーカルは会場のマイク、その他ギターやベースなどはアンプから。 ドラムは生音。 問題ないですか?
音響・音場面から言えば、バンドメンバーのアンプやドラム位置と会場のマイクスピーカーとの位置が異なりますので、音にやや一体感がないことは多いです。 なのでクオリティ高いステージや商用演奏を目的とした場合には不足面で問題はあるでしょう。 またバンドメンバーに向けてのスピーカー音が届かないケースもあり、広い会場だとメンバーにボーカル音声があまり届かないという面も考えられます。(ボーカルは自分の声が聞こえないので歌い難い、楽器奏者はボーカルが聞こえないので演奏し難い等)
※ 不向きなケース ⇒ 音圧や音量、迫力や臨場感等の必要なライブイベント、立ち見で観客の壁が出来易いライブイベント、有料興行、大規模な会場での演奏等。
ただその代り〜 考えられるシステム上で最も手軽な機材点数で済むため、予算を安価におさえられますし、(機材の搬出入にかかる時間も少なくて済む) また機材の移動などの自由度も高いことから、宴会や発表会などの余興では逆に利点の方が上回るでしょう。 また宴会などの余興では、こういったスタイルが意外にも ”生バンドらしさ” がありますし、(ミキサーなどで音量バランスや音質調整されない分、逆に音が妙にリアルだったりします) また何より余興は万人向けが好まれますので、あえてこういったスタイルが好まれることも多いのも事実。(忘新年会や披露宴などでは年配から子供の方など様々な方がいらっしゃいますので、逆に本格的でかつ十分な音量で演奏しちゃうと引かれる事も。。)
なのでこういった場面では、ドラムの生音がそこそこ聞こえる規模の会場や人数までであれば、問題なく十分行けるかと思われます。
※ 行けるケース ⇒ 音質・音量・迫力・臨場感よりも雰囲気重視のステージ、ライブというより余興よりの演奏、宴会での使用、小規模のギグなど。(カフェや小さな会場などでは音場バランスはそれほど悪くないです)
補足 ///
・会場のマイク音声は、ホテルや式場などだと専属の音響オペレーターの方がいらっしゃいますので、音場をまとめるまでは行かないにしても〜 音量のバランスは上手くまとめてくれるケースはそこそこ御座いますので、考えてるより問題は少ないケースも。
・生ドラムの音は、屋内なら意外と届きます。 200-300人収容の会場でも十分雰囲気は楽しめることも。(実際、定期的にこのくらいの規模の宴会余興で毎年リピーターして頂いているお客様もいらっしゃいます。 ただ300人規模となると会場も広くアンプのボリュームも上がってきますので、さすがに返しのモニターをプラスさせて頂くことは多いですが。。)
・その他納入例: @ 青少年センターのホール。700人近い大きな収容ホールですが、生徒さん主催の発表イベントで予算重視でしたが、観客も身内程度で前の方へ集中していたこともあり、十分な雰囲気で楽しめていました。 A 結婚式場での余興、忘新年会での余興では、このスタイルが9割以上を占めております。 参考までに。